「サイバーハロウィンキャリアトーク」に行ってきた。
10月31日といえばハロウィン。地獄絵図になっている渋谷を避けて、秋葉原でひっそりと(?)催された「サイバーハロウィンキャリアトーク」なるものに参加してきた。
来年4月から情報セキュリティを扱う企業で働く予定だから、まあ多少はね。
内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)と在日米国商工会議所(ACCJ)が毎年開催している、サイバーセキュリティのキャリアに関するイベント。サイバーセキュリティ分野の動向・キャリアの紹介に関する講演や、参加者によるプレゼン(ライトニングトークコンテスト)などがある。無料。
情報セキュリティ関連の偉い人たちによる講演
米国大使館一等書記官とか内閣官房サイバーセキュリティセンター副室長とか日本マイクロソフトのチーフセキュリティアドバイザーとか(以下略。席数にも余裕があり、後方は人でびっしりなのに前方がわりとスカスカというジャパニーズ・スタイル()だったので、前方でゆったり講演を聴くことができた。蔵本 雄一(筑波大学非常勤講師)さんが話されていた、「無菌室」(脅威が全くない状態)を目指すのではなく「免疫力」(脅威に対抗する・ハッカーの費用対効果を下げる力)を付けようという主張がなかなか面白いなと感じた。
情報セキュリティの現場の人たちによる講演
偉い人たちだけではなく、実際に企業や行政で「情報セキュリティ人材」として業務をこなしている方々によるプレゼンもあった。このプレゼン、出場者にはACCJ加盟企業(FacebookとかGoogleとか)から賞品がもらえるのだが、出場者が少なかった(5人)ため、いくつも賞品をもらってるプレゼンターがいた。皆さん第一線で活躍していらっしゃる方々なのに、とても「ゆるくて」楽しいプレゼンだった。
分科会での議論
講演が一通り終わると、ピザやサンドイッチなどの軽食が振る舞われた。その後は3つのブースに分かれて分科会。「サイバーセキュリティのキャリアパス」 「実は狭くない!サイバーセキュリティ人材の活躍できるフィールド」「世界を駆けるサイバーセキュリティのキャリア」などのテーマでそれぞれパネラー発表や会場からの質疑をもとに議論が行われた。筆者は「サイバーセキュリティのキャリアパス」に行った。給与や出世の話などかなりのぶっちゃけトークが聴けて面白かったが、出来れば他の分科会を見て回る時間も用意されているといいなぁと思った。*2
ノベルティグッズ
分科会が終わると閉会。帰り支度を始めるが、忘れずにノベルティグッズを貰いに行きく。だが、なんか異様に多い。
・オリジナルタンブラー(Surface上で自分で描いた絵を印刷)
・NISCオリジナルマグ
・NISC缶バッジ
・IBMノート
・Google缶バッジ×2
・Facebookノート
・Facebook「いいね」付箋
・マカフィーのペン
・マカフィー「リブセーフ」(希望小売価格7600円)
他にもFacebookのペンとか置いてあったが、何か悪い気がしてこれだけに留めた。
結論
色んな人の講演を聴いて、軽食食べながら来場者とお話して、現場の方々の議論に参加する。そしてノベルティグッズをかっさらう。初めて行ったが、来年も是非行ってみたいと思うイベントだった。NISCはポケモンGO配信前のあの注意書きといい、このイベントといい、かなり人々に寄り添った広報活動をしていると感じた。
ハロウィン感がどこにあったのかは甚だ疑問*3が、とっても楽しくてお勉強になるイベントだった。